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2023年7月11日 (火)

に怒鳴り散らす。 に怒鳴り散らす。 に怒鳴り散らす。

に怒鳴り散らす。

 

「わたしたちは、残ります。大石さん。悪いが、おれたちは新撰組の隊士であって、あんたのつかいっぱしりでも道具でもない」

「さよう。これまでのこと、肺線癌檢查 

いまさら許されるとは思わぬが、死ぬときくらい新撰組の隊士として正々堂々と死にたい」

に怒鳴り散らす。

 

「わたしたちは、残ります。大石さん。悪いが、おれたちは新撰組の隊士であって、あんたのつかいっぱしりでも道具でもない」

「さよう。これまでのこと、いまさら許されるとは思わぬが、死ぬときくらい新撰組の隊士として正々堂々と死にたい」たちが、反旗を翻す。

 

「覚えてろ、くそったれ!」

 

 そして、悪者が吐く王道の捨て台詞を残し、駆けさる大石。

 

 もはや、その背をみおくる者はいない。

 

 

「俊冬、よくぞ耐えてくれた」

 

 しばしの沈黙ののち、局長が静かにいう。いまはもう、いつもの局長に戻っている。

 

 みなよりはなれたところに立っている俊冬は、無言のまま頭を下げる。

 

 俊冬が、なんらかの方法で大石を始末するつもりだったのか・・・。

 局長はそれに気がつき、わざとああいって放逐したということか。

 

「局長、ときがありませぬ。ここは、われらが」

「いや。やるならば、全員でだ。俊冬、俊春。京でのことは、きいている。おまえたちならば、敵がどのくらいいようが、どのような武器をもっていようが、をつとめてくれよう。なれど、そういう問題ではなかろう?」

 

 局長の言葉に、数名がうなずく。どの隊士も、京の戦いのあの場にいなかった者たちである。

 

 俊春が修羅と化したあの場に・・・。

 

「近藤さん、あんたは退いてくれ。否、ここはとっとと、おれたち全員で退くべきだ。いれば、かえって二人の邪魔になる」

「新八のいうとおり。せめて、この二人の邪魔にならぬよう、おれたちは退くべきだ」

「新八、左之・・・。わかった。なれば、おまえたちがみなを率い、これより離脱するのだ。わたしは・・・」

「局長。あなたが離脱せねば、われわれもできぬのです。われわれは、副長よりあなたを任されております。戦況は、から悪かった。われわれをここに送りこんだ連中も、それをみこしております。ここで逃げるは恥ではありませぬ。つぎへとつなげる教訓なのです」

 

 斎藤が力説する。

 

「近藤さん、みなのために頼む。二人がもちこたえている間に、すこしでも遠くへ落ちるべきだ」

 

 そして、永倉。

 穏やかに諭すその言葉に、局長のごつい両肩がわずかに落ちる。

 

 一瞬、斬首になるくらいなら、ここで戦死したほうが・・・。という考えがよぎる。

 

 いや、ちがう。なにを考えている?そんなこと、あっていいわけがない。

 

「島田、勘吾、雅次郎、さきにゆけ。できるだけ、分散してゆくんだ。あとで追いかけるが、万が一の場合は、江戸で落ち合おう」

「承知」

 

 原田が、勝手に話をすすめる。命じられた三人も、それを不服に思うわけはない。

 

「さあ、ゆくぞ。適当にわかれてついてこい。おまえらもだ」

だった隊士たちにも声をかける。

 

 みな、局長に一礼し、双子にも一礼を送って駆けてゆく。

 

「才輔、登。荷馬車の馬に乗ってゆけ。日野もそのまま通過し、めいいっぱい飛ばして江戸へゆくんだ。かならずや、局長を護り抜け。いいな」

「おまかせを」

「承知」に、安富と中島は不敵な笑みとともに応じる。

 

「近藤さん。あんたさえいれば、いつだって再起をはかれる。死ねば、それまで。ここは、二人に任せよう」

 

 永倉の説得も、局長の耳には入らないのかとヒヤッとしたが、局長はわかっている。永倉が説得するまでもなく。

 

 腕をつかもうとする原田の掌をすり抜け、局長は敵軍に相対する準備をしている双子にちかづく。

 

「俊冬、俊春」

 

 俊冬は銃をかき集めており、俊春は自分の「村正」とはべつに、だれかがほうり捨てていったでろあろう無銘の刀を選りすぐっている。

 

 二人は局長に呼ばれると、そのまえに片膝ついて控える。

 

 永倉の

 蟻通が、大石の

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